9.27.2017

Trail 110 エピソード8

オークションサイト、ebayをよく利用する。CT110に取り付けたいくつかの部品はebay経由でアメリカやオーストラリア、タイ、台湾などから海を渡って手元に届いた。古い日本製のオートバイの純正部品やリプロダクション部品がリーズナブルな価格で手に入るのはありがたい。Honda Trail 110のキーワードの検索結果を順番に眺めているだけでも充分楽しめる。

そんなebayサーフでたまたま見つけたのが、純正のサブタンク用ブラケットだった。サブタンクの装着にはさほど積極的だったわけではない。これはガススタンドなどないウィルダネスでCT110を走らせるアメリカでの使い方故に生み出された装備だと考えていたからだ。日本なら必要ないだろうと思っていた。ただ、比較的きれいな部品が$20たらずで出品されているのを見たら、思わず落札してしまった。出品者の説明を読むと1981年モデルに装備されていた部品らしい。1980年に排気量が90から110に拡大されたが、翌'81年まではTral90と同じタヒチアン・レッドR23のカラーリングが継承された。だから、このブラケットもオレンジ色に近い赤色に塗装されている。

US Postalで発送されたブラケットはペンシルヴェニア、オハイオ、ケンタッキー、テネシー、そしてアラスカという5州に渡る長旅を経て、我が家まで辿り着いた。汚れや細かな傷はあるものの変形など問題になりそうなところは見受けられなかった。そして、想像した以上に剛性を感じさせるガッチリとした作りに安心した。#1500の細目のサンドペーパーで軽く磨いて傷や汚れを落とし、下地を吹いてからR110モンツァレッドで本塗り。4回くらい塗り重ねて厚みを持たせた。

その後、充分に乾燥させてからCT110に装着した。そして、これもオークションで手に入れた新品のサブタンクをセット。これまで実車や写真でサブタンクを装備したCT110の姿を数多く見てきているので、とくに新鮮な感慨のようなものを抱くことはなかったが、これで自分のCT110がついに完成したような気分だった。僕はオートバイを自分の手でカスタムすること自体嫌いではないが、自分自身が満足できるスタイルや機能がそれで得られれば、それ以上はあまり手を入れない。これからは消耗部品を交換する程度になるだろう。

サブタンクのおかげでツーリング時の安心感は増す。少しだけ制約から解放されて、旅の自由度は高くなる。


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